書誌情報

東京五輪がもたらす危険─いまそこにある放射能と健康被害─

東京五輪の危険を訴える市民の会[編著]渡辺悦司[編集]
A5判並製/216頁/1800円
ISBN978-4-8461-1914-0 C0036

 東京オリンピックの開催が、参加するアスリートや観客・観光客にもたらす放射線被曝の恐るべき危険性を警告するための緊急出版!
 東京オリンピックへの福島原発事故の影響は「アンダー・コントロール」されていて「東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません」という安倍首相の発言が、いかに誤りであるかを科学的医学的に明らかにする。
 東京オリンピックの危険を警告し、開催に反対する科学者・医師・避難者・市民の声!(2019.9)


■内容構成
ふるさとの友へ
編集者序文
 
第1部 東京五輪の危険を警告して発言する科学者・医師・市民
第1章 国際オリンピック委員会IOC への公開状(雁屋哲 石津望 渡辺悦司翻訳)
第2章 2020 年東京「放射能」オリンピックを警告する[Tokyo 2020 Die radioaktiven Olympischen Spiele](IPPNW ドイツ支部 梶川ゆう 翻訳( Sayonara Nukes Berlin))
第3章 ドイツにおける反被曝・反東京五輪の運動(桂木忍 川崎陽子)
 1 ドイツ人にとっても東京五輪は「放射能オリンピック」
 2 欧州における反被ばく・反東京五輪の活動
第4章 米カリフォルニアでの東京オリンピック反対の行動(石津望)
第5章 真実から目を逸らすことは犯罪である:フクシマ事故と東京オリンピック(抄録)(小出裕章)
第6章 「今生きている人間のすべてが……」(ノーマ・フィールド 渡辺悦司訳、ノーマ・フィールド監修)
第7章 アーニー・ガンダーセン著『放射能被害へのぬり薬』紹介(渡辺悦司)
 1 安倍首相は東京オリンピックを福島原発メルトダウンを癒やすインチキ薬として利用している
 2 命かけて走れ・逃げろ東京オリンピック
第8章 東京オリンピックを返上せよ(村田光平(元スイス大使))
第9章 オリンピックのために原発事故被害者を切り捨てるな(山田知惠子 岡田俊子)
第10章 「チェルノブイリ法日本版」と東京オリンピック(柳原敏夫)
第11章 トリチウム汚染水の海洋放出に反対する科学者と市民の活動(山田耕作)
 1 トリチウムを含む福島原発放射性廃液の海洋投棄に反対する決議
 2 公聴会では海洋投棄反対の意見が圧倒した
 3 決議を巡る議論の重要なポイントについて説明する
第12章 放射線の見えない脅威(落合栄一郎)
   最後に放射線の不思議について
第13章 福島原発事故に猛威を振るう「知られざる核戦争」:「放射線による健康被害は一切無い(安倍首相)」の背後に死亡率大量増加(矢ヶ?克馬)
 1 概説──「放射線による健康被害は一切無い」(安倍首相)のファシズム──
 2 日本の放射能汚染の危険な現状
 3 福島被曝──知られざる核戦争の犠牲
 4 知られざる核戦争<国際原子力ロビーの役割>

第2部 東京五輪での被曝が危険なこれだけの根拠
第1章 福島事故の放射能放出量:ネバダ核実験場の近傍でオリンピックを開催するに等しい(渡辺悦司)
 1 福島原発事故による放射能放出量の推計
 2 東電によるヨウ素131 /セシウム137 比率推計:50 倍
第2章 不溶性放射性微粒子の特別の危険性:1個でも吸入・沈着すると長期にわたるリスクがある(渡辺悦司)
 1 放射性微粒子のいろいろな種類
 2 セシウム137 含有不溶性放射性微粒子の特別の危険性
第3章 放射線影響の受け易さ・放射線感受性には個人差が極めて大きい(本行忠志)
 1 年齢:若いほど感受性が高くなる
 2 遺伝子の異常
 3 生物学的半減期
第4章 トリチウムの特別の危険性(渡辺悦司 山田耕作)
 1 汚染水を放出すれば東京方向に流れ茨城沖で渦を形成する
 2 トリチウムの「特別の」危険性について
 3 生体内に取り込まれたトリチウムの挙動
 4 トリチウムによる被害の実例原発
第5章 原発事故健康影響「全否定」論の新展開とその自滅的本質(渡辺悦司)
 1 原子力規制委員会:致死線量下限までの被曝受忍論
 2 日本政府による「予防原則」の全否定
 3 線量「解釈」引き上げ──「使える核」による核戦争の準備
 4 ICRP・UNSCEAR・BEIR などのリスクモデルは被曝影響が「ある」と認めている
 5 住民帰還政策のICRP モデルによる分析:住民の「大量殺戮」
 6 ICRP・UNSCEAR は人間の遺伝性影響を認めている
 7 UNSCEAR による遺伝的影響の過小評価と線形応答という誤謬
 8 被曝安全神話により何が起こっているか?
第6章 政府の「被害なし」主張の根拠;国連科学委員会(UNSCEAR)報告は信用できない(藤岡毅)
第7章 被災地の苦悩と「黒い物質」「環境循環」について(大山弘一)
第8章 首都圏の水道水中のセシウム汚染を測定(鈴木優彰 下澤陽子)
 1 ゼオライト浄水器で首都圏の水道水中のセシウム汚染を測定
 2 東京の水道水の汚染について
第9章 「放射能でのおもてなし」:東京オリンピックは国際社会に対する犯罪である(大和田幸嗣)
 1 日本版GAP 認証はEU のGGAP と異なり食材の安全性を担保しない
 2 政府の放射性セシウム基準値は安全値でなく強要値である
 3 低線量内部被曝の健康被害:セシウムの体内蓄積量の増加と共に心電図異常や白内障が増加(ベラルーシの場合)
 4 日本でも心電図異常の増加
 5 複合性先天性心疾患が原発事故以降全国レベルで増加
 
第3部 避難者たちが体験した被曝影響と症状
第1章 『新ヒバクシャ』に『能力減退症』が始まっている(三田茂)
 1 2011 年から2016 年
 2 『新ヒバクシャ』とは?
 3 『能力減退症』とは?
 4 『能力減退症』の原因
 5 『能力減退症』の治療
 6 『新ヒバクシャ』の皆さんに
 7 医療者、とくに開業医の先生方に
 8 再び『新ヒバクシャ』について
 9 むすび
第2章 がん、白血病・血液がん、子供の発達障害の多発(渡辺悦司)
 1 白血病は放射線被曝との関連が極めて高い
 2 国立がん研究センター「院内がん登録統計」での白血病増加
 3 福島原発事故後における各種がん発症も顕著な増加傾向
 4 事故直後の東京東部の被曝状況を思い出しておこう
 5 水道水の汚染
 6 日本政府の白血病労災認定基準と白血病発症
 7 白血病の予後について
 8 児童生徒の精神発達の障害が広範囲に生じている
第3章 東京電力福島第一原発事故後の子ども達の尿を測定(斉藤さちこ)
 1 尿中放射性セシウムの測定
 2 北茨城市男児の継続測定
第4章 避難者の被曝影響と思われる症状(福島敦子 羽石敦 下澤陽子 園良太 鈴木絹江)
 1 避難者として福島原発事故時からの体調をふり返って
 2 私の健康被害
 3 オリンピックをする東京は、私たちの帰れないふるさとです
 4 東京出身の避難者/活動家として東京五輪に反対する
 5 東京オリンピック・パラリンピックと福島第一原子力発電所事故
──障害をもつ身で甲状腺乳頭がんを患って考えること
 
編集者あとがき
 1 放射線科学・医学および被曝状況の側面から言えること
 2 道義・人道・人権の側面から言えること
 3 その他の危険性
謝辞
著者・寄稿者・翻訳者一覧(アイウエオ順)

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