書誌情報

世界が見た福島原発災害6

大沼安史[著]
四六判並製/304頁/2000円
ISBN978-4-8461-1716-0 C0036

 福島第一原発事故から6年、海外メディアが伝えるフクシマの核の地獄! ライブカメラが捉える建屋上空のミステリアスな「閃光」、漂う霧は何を意味しているのか? 完全防護の原発作業従事者の年間被ばく限度と同じ被曝地域を次々と避難解除し、住民を丸裸で「強制帰還」させている政府の政策は、人々を死の危険に曝す非人道的な犯罪であると、海外メディアは告発する。そして沈黙しフェイク・ニュースを流す国内メディア……
 本書は、海外メディアが伝える「フクイチ」の恐るべき現実、日本のメディアが絶対に伝えない真実を明らかにする第6弾!(2017.09)


■内容構成
第1章 帰還
 「被曝地への強制帰還」
 「人を欺く情報」と「経済的な強制」
 国連の人権勧告も無視して
 国際人権規約に違反
 「犯罪者のようなふるまい」
 連休の公園での自死
 「自主帰還者」にされて
 「卵が先かニワトリが先か」
 豹模様のホットスポット
 フクシマ・ロンリータウン
 ドングリ拾いも禁止
 初めにオリンピックありき
 オートラジオグラフ
 「洗剤の箱」の「死の灰」
 日本で最も美しい村
 村がひとつの原発であったなら
 神話で抵抗を抑止
 「その向こうに核の地獄がある」
 チェルノブイリとは逆方向
 「フクイチ石棺化」を封印
 「アンダー・コントロール」の虚構を死守
 帰還地に死の灰は降り注ぐ
第2章 閃光
 海外ウォッチャーが「閃光」とらえる
 「宝石」のような
 「2色スパーク」や「ペア・スパーク」も
 TBS・JNNカメラでもダブル確認
 「核の沼地」に?
 まるで「ミニ水爆」
 「黒煙」も
 「トリチウム霧」?
 地下で再臨界、続く
 「放射能霧」
 二〇キロ地点で一六七ベクレル/リットル
 「稀ガス建屋」は主噴火口か?
 「フクイチ港」が泡立っている!
 すでに「天然原子炉化」?
 首相式辞に「原発事故」なし
第3章 山火事
 放射能二次災害なのに
 放射能森林火災
 呼吸被曝のリスク
 テスト火災
 東京までの距離に匹敵
 癌死リスク
 放射能煙で食品汚染
 ロンドンにも到達
 実は欧州全域を再汚染
 微生物の死の圏域
 有機堆積物が燃料に
 火災のピークは事故の三十七年後と五十年後に
 「大規模な飛散はない」で幕引き
 ウクライナ人専門家がいるのに
 市民グループがリネン吸着法で観測
 チェルノブイリでは国連防火プロジェクトが進行
 南方熊楠、この世にありせば
 フレコンバッグ除染有機廃棄物火災の恐れ
 フレコン・アイデンティティー
第4章 フェイク
「ポスト真実の政治」へ
 「フェイク・ニュース」
 「フクシマ・フェイク・ニュース」
 「象の足」の五倍
 「ほぼ即死」線量
 日本政府のフェイスブックが炎上
 高校生がノーマスクで
 東電の内規を覆して
 医療学会の見学は「女性禁止」
 女性記者にはマスクと防護メガメを支給
 「東電よ、恥を知れ!」
 核惨事と向き合う人の横っ面を叩く
 閃光は高校生の見学の前日にも
 朝日新聞特報部の栄光と挫折
 調査報道を沈ませた罠
 「脱ポチ宣言」と張り出す
 「カウンター言説」を一掃
 五輪向けコントロールを強化
 人を小馬鹿にしたマヌーバー
 大リーガーは五輪に来ない?
 五輪テロは東海村を狙う
 三閣僚のイスラエル詣で
 米国NSAと諜報一体化
 ロンドン五輪を上回るセキュリティーに
 イスラエル八二〇〇部隊と提携か
 「全てを包含するハイテク諜報」
第5章 謝罪
 「わたしは巨大な犯罪の共犯者の一人」
 常務は泣きじゃくった
 「闇の中をうろうろ」
 事故調の提言も法律も無視
 地球汚染の大罪
 事故後三カ月で最大5ミリシーベルトも被曝
 ヨウ素プルー ム、欧州を襲う
 欧米モニタリング・ポストで異常値
 双頭のネズミイルカ
 ヨウ素129を検出
 海洋プルームからも
 北米西海岸の惨状
 トリチウム垂れ流しを「すでに決定」
 「認識が違っていたら申し訳ない」
 「一〇〇万年の活火山となる」
 「史上最悪の産業惨事」
 「脱原発」への巡礼 フクシマの丘から あとがきに代えて

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