書誌情報
小池百合子知事は都民ファーストを旗印に、さまざまな政策課題を解決するのではと期待されて都知事選に勝利した。都知事に就任して早1年、小池都政は豊洲新市場移転か築地市場存続か、築地市場跡地のカジノを含む統合型リゾート問題、五輪関連事業など公共事業削減問題、待機児童問題などで大ナタを振るわないまま、漂流を始めている。 |
■目次
第一章 どうなる豊洲移転問題
一 「小池知事ブレーンが分裂
二 豊洲移転論の本音は築地跡地へのカジノ誘致か
三 プレイバック都知事選:非自民系“改革派≠演出した小池知事
─野党統一候補擁立のゴタゴタで先を越された鳥越俊太郎氏
四 小池知事対石原慎太郎・元知事
五 豊洲問題「生殺しにされているのは私たちの方だ」
─「築地女将さん会」が石原元都知事に反論!
六 築地存続案をめぐって小島氏対音喜多都議のバトル第二ラウンド
第二章 小池新党は政権補完勢力か
一 安倍首相が共謀罪でも詐欺的答弁
二 原発テロ対策が不十分と疑問呈示をした若狭氏と安倍首相のギャップ
三 北朝鮮による弾道ミサイル発射に関する小池知事の説明
四 脱原発ドリームチーム≠フ候補者1:小泉純一郎元首相
第三章 復興五輪のイカサマ
一 小池百合子都知事の好意的記者<宴塔Lング!
二 被災者を苦しめるアベ土建政治≠ノなぜ小池都知事は切り込まない!?
三 五輪関連事業の抑制で妥協
「アスリートファースト」は「ハコモノ建設ファースト」
第四章 官邸主導の売国奴紛いのカジノ法案成立
─小池新党は維新と同じ政権補完勢力になるのか
一 維新の変節
─「大阪から日本を変える」と意気込んでいた政権対峙勢力時代
二 カジノ法案成立で安倍政権と維新が連携
三 「東京大改革」を掲げる千代田区長選代理戦争方式≠ナ都議選で大量当選を狙う
四 保育園問題でも国政に踏み込まず
─待機児童問題悪化のタワーマンション野放し
五 小池新党で改革詐欺的政党≠フ恐れ
終章 アベ自民党との対決姿勢を打出し始めた小池都知事
─都議選の構図は「自民 対 ファーストの会」で国政に連動
一 「東京から日本(国政)を変える」
─情報公開を旗印にアベ自民党に宣戦布告
二 橋下前大阪市長が共に安倍政権批判を始めた
三 ブラックボックス化のアベ友ファースト自民党 対 情報公開(透明化)の小池新党
資料 「都民ファーストの会」の政策パンフレット(抜粋)
あとがき