●現代世界を読む


戦争の家〔上〕
ペンタゴン

ジェームズ・キャロル著 大沼安史訳
四六判上製 672頁 3400円
ISBN978-4-8461-0904-2 C0031  
 2001年9月11日、アメリカン航空77便が米国防総省に突っ込んだ。1941年のその同じ日、ペンタゴン=「戦争の家」の起工式が執り行われた。このアメリカの戦争マシーンが、第二次世界大戦、原爆投下、核の支配、冷戦を通じて、いかにして合衆国の主権と権力を簒奪し、軍事的な好戦性を獲得し、世界の悲劇の「爆心」になっていったのか?
 本書は「戦争の家」と「核」、そしてアメリカの上になおも荒れ狂う「戦争」に関する物語である。そして、その力に歯止めをかけようとして挫折した多くの人びとの証言の記録である。 (2009.3)

[内容構成]
プロローグ
第一章 1943年 ある週の出来事
 地獄の底
 無条件降伏
 ポイントブランク作戦
 ルメイ
 天才児 他
第二章 絶対兵器
「トルーマンの決断」
 スティムソンの弁明
 日本ではなく、モスクワ? 他
第三章 冷戦、始まる
 軍務に就く
 スティムソンの「9・11」
 フォレスタルの闘い 他 第四章 現実化する被害妄想
 スターリンの牙
 水爆への「ノー」
 ニッツの救援
 フォレスタルの幽霊 他
第五章 転換点
「家」の日々
 ベルリンの悪戯
 「戦争ですね」
 リッチモンドに逃げろ! 他
訳者 上巻あとがき

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