日本語版への序文
第一章 原子力社会の発端
広島からチェルノブイリまで/専門家、メディア、チェルノブイリ/映像の舞台に上がったチェルノブイリ/チェルノブイリの影響――放射線による罹病率の増加/放射線恐怖症――事故後の状況を経済管理するための方策/国際的な企み/ソ連における災害管理/チェルノブイリはよそで起こったことだ/チェルノブイリ原子力発電所は典型的なソ連型であった/ソビエトの官僚責任者たち/ビデオゲームによる将来の矮小化
第二章 チェルノブイリ原子力発電所大災害の記録
一九八六年以前――フランス専門家の見たソ連の原子力産業/一九八六年四月――大事故/一九八六年八月のウィーン会議――最初の事故評価報告書/一九八七年から一九八八年――初期の事故評価のやり直し/一九八八年レガソフの自殺/一九八九年――チェルノブイリから二〇〇キロ以上も離れた汚染地域/新たな避難計画/汚染に関する最近のデータ/独立以前の諸共和国の住民保護対策案/許容線量基準の策定に向けて/恐るべき正常化案/石棺
第三章 チェルノブイリ災害評価報告の試み
一九九一年五月――IAEAにとってチェルノブイリ事故はすでに決裁済みである/癌死亡者数の見積もり/原子力エネルギーか? 確立死か?/放射線被曝によって誘発された癌を区別する方法はない
第四章 チェルノブイリ一九九三年
石棺にも掛け小屋を/黒海も汚染を免れないであろう/チェルノブイリ原子力発電所の閉鎖/フランス専門家が汚染地域除洗のための草を発見する/「連合」と未来の核事故管理/清掃労働者のストレスと健康状態/汚染地域/最近の避難/健康問題、放射線恐怖症の破綻/警告――ベラルーシの子供達にみられる甲状腺癌の症例増加/変わらざる者の再来/結論
証言 |