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はしがき
第1章 クルマ依存と持続可能性の危機
1 持続性と交通
暮らしの「質」をどうするか
選択の自由と生活の質(QOL)
暮らしとエネルギー消費
2 物の動きと自動車
便利さの陰で
「遠距離」食品
3 地域の暮らし
低下する地域環境の「質」
「まちこわし」に作用するクルマ
コミュニティの持続性と交通
4 人間の心身とクルマ依存
子どもの心理と身体への影響
公衆衛生の観点から
クルマ依存と交通事故
5 社会と文化の持続性
「乗り合い」の意義
文化資産としての交通
6 自動車の広域へのインパクト
自動車と植物への負荷
エネルギー体系とクルマ
地球規模のクルマの重圧
第2章 クルマ依存のしくみ
1 しくみから考える重要性
クルマ「強制」社会
世帯の条件とクルマ
ジェンダーとクルマ
2 地域の条件とクルマ依存
都市の条件とクルマ依存
クルマのための設備
市町村合併と交通
3 クルマ社会と制度の経緯
制度のあり方とクルマ
道路整備の施策
交通安全施設の施策
交通規制の施策
都市環境の整備
交通環境対策
歩行者や自転車への対策
4 変革をさまたげる壁
公共交通軽視のイデオロギー
交通政策の理論の不備
独立採算性の壁
5 道路への誤解
道路建設は渋滞を解消しない
自動車交通の圧力
6 過剰な技術信仰
基本的な科学知識の欠如
二一世紀の「太陽崇拝」
代替燃料への疑問
電子技術への安易な期待
不合理なクルマの設計思想
7 個人責任への転嫁
8 クルマ社会への疑問提起
第3章 転換と政策への展開
1 交通政策の変革
シナリオの基本
EST─持続的交通の政策アプローチ
2 自治体政策への期待と枠組み
交通とローカルアジェンダ
自治体交通政策の現状
自転車の活用と自治体
3 法律と制度のしくみ
環境行政の経緯
政策の成り立ち
4 政策実現の要素
政策の五要素
制度
財源
社会的合意
科学的な計測や証明
実施技術
5 不特定多数の関係者への影響
6 基本的な情報の充実
交通実態の調査
精密な情報の必要性
7 警察をどう動かすか
8 各セクターの課題
交通計画への市民参加
市民参加のスタンス
専門家と実務家の課題
第4章 クルマ依存転換の指標
1 指標化の重要性
指標化の重要性
指標の種類・使い方
2 都市と交通を数字であらわす
快適環境指標
地方都市の交通指標
バス交通の評価指標
3 自動車の社会的費用
社会的費用の考え方
社会的費用の意味
社会的費用の算出と基礎数値
4 社会的費用の具体的な適用
事例──家族で旅行
事例──家族で近距離レジャー
鉄道とトラックの比較
具体的な費用の試算
国鉄貨物政策の社会的損失
クルマが歩行者に及ぼす費用
交通事故削減の費用対効果
低公害車の経済的意義
5 ナショナルミニマムとしての公共交通
自治体資源としての鉄道
英国の試み
地域の取り組みと指標
第5章 ベストプラクティスと体系的施策
1 施策の分類と紹介
ベストプラクティスの考え方
ベストプラクティスの分類
2 制度や経済的手法から
交通権
新潟県の線引き見直し
金沢市の新総合交通計画
パッケージアプローチ
自動車税グリーン化
交通税の導入による都市交通システム改善
3 合理的根拠を求める
職住接近や多核都市の影響
中規模都市での路面電車の効果
脱クルマの経済効果と産業連関分析
交通バリアフリーの経済効果
地域への経済効果
市町村ごとのCO2削減
4 社会的な合意形成を求める
「心理的TDM」の試み
欧米と日本の事例
群馬県の試み
PI(パブリック・インボルブメント)とポンポコ会議
SCPブロック
5 交通計画への市民参加
神奈川ネットワーク運動
長野モデル
京のアジェンダフォーラム
カーフリーデー
「所有」から「機能」へ──カーシェアリングの試み
市民技術サポートセンターの構想
あとがき
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