●食と体の安全を考える


食品汚染読本

天笠啓祐著
四六判並製 216頁 1700円
ISBN4-8461-0215-7 C0040 TRC MARK ナンバー;未定
 遺伝子組み換え食品から狂牛病まで、今日ほど、消費者の食品に対する不安と不信が拡がったことはない。遺伝子組み換え品種の食品への混入による遺伝子汚染、牛肉から牛乳・化粧品にまで不安が拡がるプリオン汚染、廃棄電池によるカドミ汚染など枚挙にいとまがない。しかも取り締まるべき農水省から厚生労働省までいい加減かつ業者寄りで、牛肉偽装事件まで出る乱脈さである。有効な対策は打ち出されず、事態は深刻化するばかりで、責任を取る気配もない。本書は、不安な食品、危ない食卓の基本問題をわかりやすく解説すると共に、消費者主導の予防原則、トレーサビリティを提言する。 (2002.10)

[内容構成]
目次

1章スターリンク事件発生
アメリカで市民グループが検出
開き直るアベンティス社
事件の事実上の発端は日本で
家畜の飼料からスターリンク
日本でもコーンミールなどから検出
有害な蛋白質をつくり出す
BT菌の毒素
Cry9C蛋白質の毒性
農水省が動物実験 実験で「問題なし」?

2章際限のない遺伝子汚染へ
未承認作物は入らない?
アメリカを信じ、裏切られる
情報隠しが発覚
ヨーロッパでも未承認コーンが
未承認ジャガイモ相次いで検出
組み換えジャガイモ開発状況
日本の食卓のアメリカ依存度
ヨーロッパの遺伝子汚染事件
組み換えナタネ廃棄へ
新しい遺伝子汚染が
スーパー雑草が出現
除草剤耐性とは
トウモロコシは風媒花 再びスターリンク事件へ
抗生物質の教訓
メキシコの遺伝子汚染事件
モンサント社の世界支配進む

3章さらに拡大するか?
プリオン汚染
日本で最初の「狂牛病」確認
異常プリオンが原因 プリオンとは何か?
変異型クロイツフェルト
ヤコブ病 種の壁を越えて感染した
対策を怠ってきた農水省
無責任な農水大臣の発言
全頭検査で安全は確保できるか?
牛肉や牛乳は大丈夫か?
生産効率至上主義
豚や鶏は安全か?
惨澹たるクローン牛の現状
農水省に解決能力なし

4章ふたたび深刻化するカドミウム汚染米
広がり始めたカドミウム汚染米
カドミウムとは?
イタイイタイ病とは?
かつての汚染源は亜鉛の鉱山や製錬所
新たな汚染源となった電池
私たちはどのくらい汚染米を摂取しているか?
政府が行なった汚染対策事業
どんな対策が可能か?

5章米にまで及ぶ遺伝子組み換えの波
LLライス 国内作付け認められる
やはりモンサント社
国家主導の開発
組み換え稲開発の新しい武器
新しい稲が続々と登場 深刻な環境への影響
BBライス ゴールデン ライス
多国籍企業の攻勢強まる
タイのモンサント社
第二の緑の革命

6章食品汚染と予防原則
トレーサビリティ
食品の信頼性が失墜
中国からやってくる毒物
食品添加物の違反事件
正しい表示を裏づけるには
積み重ねのリスク論

おわりに

【緑風出版 HomePage へ】