●現代思想


誰のためのWTOか?

パブリック・シティズン/ロリー・M・ワラチ/ミッシェル・スフォーザ著、ラルフ・ネーダー監修、海外市民活動情報センター監訳
A5判並製 336頁 2800円
ISBN4-8461-0109-6 C0031 TRC MARK ナンバー;未定
WTO(世界貿易機関)は、1995年の設立以来、巨大企業のグローバリゼイションを押し進めることによって世界的な規模でさまざまな悪影響を引き起こしてきた。世界の市民の立場からWTOの問題点をみると、遺伝子組み換え作物、食品の安全や農業食糧問題、自然破壊などの環境問題、エイズ特効薬など医療・医薬品問題、低賃金や児童労働などの労働問題、飢餓や難民など発展途上国問題など多岐にわたる。世界で矛盾が噴出しているのである。本書は、WTOのこれらの問題を、ラルフ・ネーダーが主宰するパブリック・シティズンのワールド・トレード・ウオッチ・チームが5年間にわたってあらゆる角度から詳しく調査し、分析、批判を加えている。市民の立場からのWTO分析の到達点ともいえ、反グロバーリズム運動のバイブルである。(2001.11)

出版に寄せて
まえがき

第1章 WTOが環境に与えた影響

第2章 WTO、食品安全基準及び公衆の健康

第3章 新たな公衆衛生上の問題や環境問題にWTOが与えた影響:遺伝子組み換え作物

第4章 企業本位のWTOの知的所有権は食料の安定供給と医薬品の自由な利用を妨げる

第5章 WTOと発展途上国

第6章 WTO体制における先進国経済:合併、サービス産業、そして低賃金

第7章 WTO体制下の基本的人権と労働者の権利

第8章 前例をみない紛争解決システム

第9章 勧告と結論

原注
監訳者あとがき

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