●自然破戒と公害を考える


ザ・ラスト・グレート・フォレスト

――カナダ亜寒帯林と日本の多国籍企業――

イアン・アークハート/ラリー・プラット著、黒田洋一/河村 洋 訳
四六判上w製 224頁 4500円
ISBN4-8461-0106-1 C0061 TRC MARK ナンバー;
カナダ・アルバータ州に広がる世界最大・最後の亜寒帯林--。パルプを確保するためこの森林に目を付けた日本の製紙各社は、大規模な森林伐採権を確保した。地球温暖化の観点からもこの豊かな自然を守ろうとする自然保護運動と開発を進める州・企業との闘いの記録。(2001.5)

●目次

主要登場人物と企業、政府機関
序 章  ザ・プライズ――亜寒帯林という宝物
第一章  パルプ症候群――アルバータ森林利用史

 第一世代の工場と経営者たち
 開発のスピードは市場に任せよ
 ダビデ対ゴリアテ
 森林問題の「周辺性」について――林産業と環境保護運動

第二章  見える手――林業と多角化
 見える手
 誰が森林を得るのか?

第三章  大昭和――富士市の善良なる仏教徒
 投資交渉と企業の採算性

第四章  平和なき「平和の谷」――大昭和とルビコン民族
 環境規制海外投資を誘発する
 ショーとしての公聴会
 大昭和対ルビコン・レーク・クリー民族
 火災爆弾とボイコット
 ウッド・バッファロー他:法廷での決着

第五章  アルバータ・パシフィック社――成長の政治経済学
 素通りした好景気
 便益:企業とアルバータ州民
 工場への支持

第六章  アルバータ・パシフィック社――環境保護派の反撃
 本州製紙
 アルバータ環境省と技術フィックス(Technological fix)
 環境影響アセスメント:単なる形式か?
 第一次アルバータ・パシフィック環境アセスメント審査会:森林をどう扱うのか?
 移動されたゴールポスト――第二のALPACレビュー
 アルバータ・パシフィック計画へのゴーサイン

結 論  将来に向かっての後退
 持続可能性、警鐘と新しい政治の探究

日本語版へのエピローグ ……新しい世紀・変わらぬ現実? 
 アルバータの亜寒帯林の現状……憂慮の理由
 激しさを増す国際社会からの挑戦
 ルビコン民族の闘い

訳 注
●序 章 ザ・プライズ――亜寒帯林という宝物
●第一章 パルプ症候群――アルバータ森林利用史
●第二章 見える手――林業と多角化
●第三章 富士市の善良なる仏教徒
●第四章 平和なき「平和の谷」――大昭和とルビコン民族
●第五章 アルバータ・パシフィック社――成長の政治経済学
●第六章 アルバータ・パシフィック社――環境保護派の反撃
●結 論 将来に向かっての後退
●日本語版へのエピローグ ……新しい世紀・変わらぬ現実?

年 表

訳者あとがき 

【緑風出版 HomePage へ】