[内容構成]
序 章 厚生省のごみ処理広域化計画とガス化溶融炉
焼却と溶融の違い/自治体を揺るがす”平成の御触れ”/過疎地からの悲鳴 /火蓋を切ったガス化溶融炉戦争
第一部 主要メーカーの技術を検証する
第一章 トップランナーの威信――新日鉄
コークスベッド方式とは/最初の実験都市――岩手県釜石市/「ガス化溶 融」という言葉/凄絶をきわめた作業現場―大阪府茨木市/ダイオキシン分 解の条件/破竹の営業展開
【資料】福岡県「三和町の自然を守る住民の連合会」作成のイラストに対す る新日鉄の見解
第二章 ”二番手企業”市場戦略――NKK
”連続”メリット/棚吊りとその防止策/デメリットをメリットに・63/ キレイごとでは済まない
第三章 技術評価書第一号の重み――三井造船
二段構えの構造/技術評価第一号/突如の市長決断/シーメンスとは違う? /全国注視のプラント始動/先進的な協定書
第四章 わが社こそ主流――荏原製作所
文字どおりの”スターダスト”爆発の懸念はない?/空気比が少ない理 由/実証中のいくつかのトラブル/産廃で新技術挫折?/エコ・インダスト リアルパーク
第五章 ごみからガスをつくる――川鉄サーモセレクト
いきなり実証炉/ガスを改質する/四つのプロセス/水、純酸素、ガス改 質/サーモセレクトはベンツ?/業務提携のメリット/”出す”の論理/変 わる業界事情
第六章 十七年目の再挑戦――月島機械
手間ひまかかった新技術/船橋市からの発注/プロジェクトの挫折/羹に懲 りて?/エコロックの追求
第二部 ごみ処理広域化・大型化に揺れる郷土と住民
第一章 港湾と鉄の町で――北海道室蘭市
幻の三市共同体制/突然の候補地決定/コロコロ変わる行政の姿勢/入り乱 れる企業の思惑/地元を引き裂く/反対票が上回った住民投票/切り崩しと 締め付け
第二章 厚生省が仕掛けた? 広域化計画――大阪府能勢町
廃炉決定まで/面目丸潰れの大阪府/あとでつけた理屈/過疎地の”利用 法”運動も”広域化”/市民感情を逆撫でした市長/事態は混迷
第三章 産炭地の疲弊と溶融炉建設――福岡県田川市
”石炭”潤う/厚生省の意向に合わせた?/筑豊の再生を模索
第四章 「PFI事業」がもたらす混迷――千葉県君津市・福岡県大牟田市 ギリギリの抵抗/シナリオどおりの展開/儲けず損せず/ごみは減らせない /環境ビジネススタート/ごみ減量と逆行
終 章 何が問題なのか
技術をめぐる二つの矛盾/ガス溶融炉は「税金浪費型技術」/ガス化溶融炉 は本当に安全か/ダイオキシン対策にならないガス化溶融炉
用語解説
あとがき |